本日訪問したのはTerroir愛と胃袋。

Terroir愛と胃袋は、山梨県北斗市にあるフレンチ、イノベーティブ・フュージョンです。

Terroir愛と胃袋は、八ヶ岳のテロワール感じる古民家レストランとなっており、過去三軒茶屋で運営されていた店舗が移転したお店。

昨年私も訪問した際、そのレベル高さに感動し、今回再訪問したく山梨へ伺うこととしました。

Terroir愛と胃袋は、かつて佐久甲州街道の宿場として賑わった「長澤宿」に現存する築170年の古民家を再生したレストランです。

店内に入ると、その雰囲気は素晴らしく、その空間や趣はなかなか普段味わえるものではありません。

店舗だけでもこれまで素晴らしかったのが、今回Terroir愛と胃袋の向かい側には『旅と裸足』のオーベルジュもオープンされました。

室内を拝見させて頂きましたが、元々寺子屋だった古民家をリノベーションした空間はTerroir愛と胃袋以上に圧巻の雰囲気となっており、Terroir愛と胃袋のお料理以外にも囲炉裏を囲んで食事も楽しめる空間だそう。その素晴らしさにいつか泊まりに来たいと胸が踊ります。

さて話を戻し、今回は山梨県の山菜を使った春の食材中心のお料理をいただくことに。

ミニ野山 新玉ねぎ ジピーフ 「ことみ」
　タルト　山菜盛り合わせ　大豆ピュレット
　　タルトはサクサクとしており、山菜の香りと食感がふんだんに楽しめる
　新玉ねぎスープ　手作り醤油のカスパウダー
　ジビーフすね肉とタン漬物
　　ビーフの旨みがしっかりと感じられる美味しさ
　
八ヶ岳湧水鱒マリネ ビーツソース　いわなの子
　鱒はもっちりとした食感の美味しさ。ビーツでピンク色に美しく仕上がり、クリームチーズと相性が素晴らしい。味わいも濃厚で、いわなの子は食感に非常にハリがあり、噛むと弾ける食感でとても面白い

柑橘のカンパーニュ
　
モリーユ茸 ホワイトアスパラガス　甲州地鶏とアミガサダケスープ　ナスタチウム
　モリーユ茸は甲州地鶏が挟まっており、甲州地鶏の旨みをしっかり感じる。出汁もしっかり取れており、コラーゲンもたっぷり。ホワイトアスパラガスにもしっかり味が滲みて素晴らしい美味しさ。
　
岩額 山菜 木の芽
　このこ　イワナ親　エディブルフラワー　山菜の春巻き　木の芽のソース
　山菜とイワナ、春の食材を春巻きした一品。食べると山菜の鮮やかな食感を感じることができ、筍の食感やこごみが口の中で踊る。イワナのふっくら食感も抜群で全体のバランス感が素晴らしい。

ホタルイカ　新じゃがフリット
　放牧豚とペースト　竹炭チュール
　ホタルイカの風味と食感を存分に感じる。竹炭のチュールも食感がよく、ホタルイカと放牧豚を合わせるのも面白い。新じゃがいももとても美味しく、これもセンスあふれる一品

鹿フィレ
　カダイフで揚げた　フキノトウソース　黒にんにくソース
　鹿フィレは鹿とは思えないほどもっちりとしており、柔らかい美味しさ。カダイフのアクセントも抜群で、フキノトウの苦味が圧巻の美味しさ。

緑豆 駿河湾桜えび 亀の尾
　グリーンピース　サヤインゲイ　えんどう豆　
　亀の尾と彩る緑豆が非常によく調和し、桜えびの香りも強すぎず、全体のバランスが抜群。

経産牛
　手前の岩手産は噛みごたえがあり、沖縄産はジューシーさがしっかりしており、脂の塊を感じる。両方経産牛っぽい味わい
　わさび葉　黒キャベツ新芽　山わさびソース

ハーブの女王
　よもぎアイスクリーム　苺ソース

青いレモンの島の柑橘
　愛媛せとか　ミルクアイスクリーム　クレープ
　クレープはもっちりとした仕上がりでミルクも旨味を感じる。せとかも味が主張しすぎておらず調和した美味しさ

小菓子
　山椒フィナンシェ
　ヤーコン　レモンはちみつ
　甲斐市アーモンドショコラ

以上でオーダーが終了。今回も本当にセンスが溢れ、一品一品がTerroir愛と胃袋でしか出せない独自性ある素晴らしい美味しさでした。個人的に大好きな山菜をたっぷりと使っており、1度目で大きく上がった期待値を更に超える、山梨を代表するテロワールですね。是非ともまた訪問してみたいです。ご馳走様でした。

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